バレーボールシューズはそれぞれバレーボーラーの好み・キャリア・ポジション等に応じて様々なモデルが展開され、その中で「エントリーモデル」(※)と銘打たれて展開されているバレーボールシューズがあります。いわゆる「初心者向け」と多くの方に認識されているモデルですね。
- 「エントリーシューズ」「ビギナーモデル」「ビギナーシューズ」「エントリー層向け」「初心者モデル」等も同義とする
そこで当記事では、エントリーモデルのバレーボールシューズにはどういった特徴があり、どういった人におすすめか?おすすめしないのか?ということについて考察・解説していきます。
エントリーモデルのバレーボールシューズの主な特徴
エントリーモデルのバレーボールシューズには主に3つの特徴があります。
- 機能が最小限
- 価格が安い
- 軽い
特徴1:機能が最小限
エントリーモデルは上位モデルのバレーボールシューズと比較して、クッション性が低めに設計されていたり、安定性の補強パーツが少なかったり、アッパー部の素材が簡素だったりと機能が最小限に設計されている場合が多いです。
いうなれば具材が入っていない「素うどん」のようなバレーボールシューズといったところでしょうか。
特徴2:価格が安い
エントリーモデルのバレーボールシューズの平均価格と、それ以外のバレーボールシューズの平均価格を比較してみましょう。(※)
- エントリーモデルのバレーボールシューズ:GEL-ROCKET 10、サンダーブレード 3、サイクロンスピード 3、STELLA DIVA LO 4、TR-8VS3010
それ以外のバレーボールシューズ:SKY ELITE FF 2、GEL-TACTIC、NETBURNER BALLISTIC FF 2、ROTE JAPAN LYTE FF 2、V-SWIFT FF 3、ウエーブライトニング Z7、ウエーブモーメンタム 2、ロイヤルフェニックス 3、ウエーブライトニング NEO、SKY LO KB

以上の図から、エントリーモデルのバレーボールシューズはそれ以外のモデルと比較して、平均価格が半値程度安くなっていることがわかります。
このようにエントリーモデルはそれ以外のバレーボールシューズと比較して価格が安く設定されており、気軽に手に入れられるバレーボールシューズといえるでしょう。なお、先述した「機能が最小限」であるということも価格の安さに影響していると思われます。
特徴3:軽い
エントリーモデルのバレーボールシューズの重量と、それ以外のバレーボールシューズの重量を比較してみましょう。(※)
- エントリーモデルのバレーボールシューズ:GEL-ROCKET 10、サンダーブレード 3、サイクロンスピード 3、STELLA DIVA LO 4、TR-8VS3010
それ以外のバレーボールシューズ:SKY ELITE FF 2、GEL-TACTIC、NETBURNER BALLISTIC FF 2、ROTE JAPAN LYTE FF 2、V-SWIFT FF 3、ウエーブライトニング Z7、ウエーブモーメンタム 2、ロイヤルフェニックス 3、ウエーブライトニング NEO、SKY LO KB

以上の図から、エントリーモデルのバレーボールシューズはそれ以外のモデルと比較すると平均重量が1割程度軽くなっているということがわかります。
もちろんエントリーモデル以外では『ROTE JAPAN LYTE FF 2』や『ロイヤルフェニックス 3』のように軽いバレーボールシューズもありますが、平均するとエントリーモデルのほうが軽いモデルが多いということです。なお、先述した「機能が最小限」であるということも軽さに影響していると思われます。
エントリーモデルをおすすめする人
エントリーモデルのバレーボールシューズをおすすめする人は以下の通りです。
- お試しでバレーボールを始める人
- シンプルなバレーボールシューズが好きな人
おすすめする人1:お試しでバレーボールを始める人
なんとなくお試しでバレーボールを始めようかなと考えている方は、最初のバレーボールシューズにエントリーモデルをおすすめします。
エントリーモデルのバレーボールシューズは比較的価格が安くて手軽にバレーボールを始めることができますし、もしバレーボールをすぐ辞めてしまった場合も金銭的ダメージが少なく済みます。
おすすめする人2:シンプルなバレーボールシューズが好きな人
先述した通り、エントリーモデルバレーボールシューズは機能が最小限なものが多いです。
つまり、クッションはそこまで厚くなくていい、安定性もそこまでがっちりしてなくていい。とにかく「シンプルな」バレーボールシューズが好みだというバレーボーラーに適しているモデルかと思います。
エントリーモデルをおすすめしない人
反対にエントリーモデルのバレーボールシューズをおすすめしない人は以下の通りです。
- 今後長期的にバレーボールに取り組む決意のある人
- バレーボールシューズに高い性能を求める人
おすすめしない人1:今後長期的にバレーボールに取り組む決意のある人
バレーボール初心者のときはそこまでハードな動きが求められない(できない)場合が多いのでバレーボールシューズも機能が最小限なものでも対応できるかもしれません。しかしプレー技術が向上するにしたがって当然できることが増えていくので、今まで以上にハードに動くことが求められる(できるようになる)でしょう。そのため、プレー技術向上に伴ってエントリーモデルのバレーボールシューズでは性能が足りないと思うようになり、上位モデルのバレーボールシューズに買い替えるかもしれません。
つまり、今後長期的にバレーボールをやろうと決めている人は、最初から上位モデルのバレーボールシューズを使ったほうが途中で買い替えるよりも金銭的なダメージは少なく済みます。
おすすめしない人2:バレーボールシューズに高い性能を求める人
先ほども述べましたが、エントリーモデルのバレーボールシューズは機能が最小限なものが多く、上位モデルと比較して性能的にどうしても劣ってしまいがちです。バレーボールシューズとして重要視されているクッション性、安定性、反発性といった項目も例外ではありません。
足腰への衝撃を減らしたい、足のグラつきができるだけ減らしたい等の明確な要望がある場合はエントリーモデルのバレーボールシューズではなく、そういった要望を満たしてくれる性能の高いバレーボールシューズを選択するべきでしょう。
まとめ
初心者は「エントリーモデル」のバレーボールシューズの特徴とおすすめする人・おすすめしない人について考察・解説してきました。まとめると、以下の通りとなります。
- 機能が最小限
- 価格が安い
- 軽い
当サイトでは、エントリーモデルのバレーボールシューズランキングや、その他様々なバレーボールシューズランキングを掲載していますし、個別のレビュー記事も掲載しています。バレーボールシューズ選びの参考にしていただければ幸いです。