GEL-ROCKET 10|実際に履いて本気で評価してみた。

GEL-ROCKET 10 画像
ナカ
この記事を書いた人(当Webサイト運営者)
バレーボール歴十数年。これまで実際に練習・試合で履いてきたバレーボールシューズの数は約10足。バレーボールシューズを中心にレビュー、ランキング記事やコラム記事を執筆しています。

今回は、アシックスさんから発売されているバレーボールシューズ

「GEL-ROCKET 10」(ゲルロケット10)

を実際に履いたうえで紹介・レビューしていきます。

目次

アシックス『GEL-ROCKET 10』

エントリープレーヤー向けのバレーボールシューズとして展開されているGEL-ROCKETシリーズの最新作『GEL-ROCKET 10』は、

  • GEL-ROCKET 10(ローカットモデル、足幅:2E相当【STANDARD】)
  • GEL-ROCKET 10 WIDE(幅広ローカットモデル、品番:1073A053、足幅:3E相当【WIDE】)

の2モデルが展開されており、今回は通常のローカットモデル『GEL-ROCKET 10』を選択。

『GEL-ROCKET 10』のカラー・サイズは、

  • 009:BLACK/GUNMETAL(ブラック×ガンメタル)、品番:1071A054、24.5cm~29.0cm、30.0cm
  • 011:BLACK/SHOCKING ORANGE(ブラック×ショッキングオレンジ)、品番:1073A047、22.5cm~29.0cm、30.0cm
  • 100:WHITE/CLASSIC RED(ホワイト×クラシックレッド)、品番:1073A047、22.5cm~29.0cm、30.0cm
  • 101:WHITE/BLACK(ホワイト×ブラック)、品番:1073A047、22.5cm~29.0cm、30.0cm
  • 102:WHITE/PEACOAT(ホワイト×ピーコート)、品番:1073A047、22.5cm~29.0cm、30.0cm
  • 405:LAKE DRIVE/MAKO BLUE(レイクドライブ×マコブルー)、品番:1073A047、22.5cm~29.0cm、30.0cm

の6通りで、今回は『101:WHITE/BLACK』を選択しました。

ローカットモデルのGEL-ROCKET 10は品番1073A047のカラー・サイズ分が先に発売されており、追加展開された品番1071A054については2023年の物価高の影響でしょうかメーカーカタログ値において価格の値上げが見受けられました。なお、品番は異なりますが機能・性能的には同じように見受けられましたので、当サイト・当記事ではこの2つの品番のGEL-ROCKET 10を同列で紹介しています。

比較的シンプルなデザインなのでどんなウェアにも合いそうな感じです。また、内側と外側がほぼ同じデザインがされているのもポイントです。

前作『GEL-ROCKET 9』と比較すると、主に2つの機能が追加されています。

  • シューズ裏側中足部に樹脂パーツ(TRUSSTIC)採用 → 安定性の追求
  • かかと部がラウンド形状 → スムーズな着地を追求
GEL-ROCKET 10 外箱画像

なお、シューズ外箱には「VOLLEYBALL」ではなく「INDOOR SPORT」の表記がありました。

GEL-ROCKET 10 重さ画像

重さは実測273g(左片足26.0cm・靴紐あり)。やや軽めのバレーボールシューズに分類されます。

実際に履いてみる

GEL-ROCKET 10 着用イメージ画像

さて実際に履いてみると、エントリーモデルのバレーボールシューズにありがちなガサガサ感を若干感じました。体育館シューズに似た履き心地です。

つま先&かかと部が少し余裕のある作りなのか少し足が遊ぶような感覚があり、フィット性についてはもう一歩といったところです。また、左右方向への安定性については、シューズ裏は割としっかりしているんですがアッパー部の素材が柔らかいためか足の甲~足首あたりでブレやすさを少し感じました。

GEL-ROCKET 10 屈曲性・クッション性・反発性画像

軽さが相まってか反発性は標準的な水準にあるように思います。しかし、クッション性については少し物足りない印象を受けましたクッション自体の厚みはあるんだけどなんだか硬いクッションが配置されているように感じ、少し頼りないなあといった印象です。

その他、通気性・グリップ性・屈曲性については標準的なレベルです。特に問題ありません。


アシックスさんのバレーボールシューズの中では最廉価モデルとして展開されている「エントリープレーヤー向けのバレーボールシューズ」である『GEL-ROCKET 10』。他メーカーのエントリーモデルのバレーボールシューズと比較するとやや価格が高めに設定されているものの、その割には全体的な性能が低く抑えられています。初心者のうちは激しいプレーをする機会が少ないのでこのくらいの性能で十分なのかもしれませんが、本音を言えば価格設定的にもう少し性能を向上させてほしかったです。以上の点から、総合評価は星2(★★☆☆☆)とさせていただきます。

まとめ:全体的に少し物足りないエントリー向けバレーボールシューズ

『GEL-ROCKET 10』の総評としては、

もう少し頑張ってほしかったエントリーモデルのバレーボールシューズです。


履き心地

■■□□□(2/5:あまり良くない)

フィット性

■■□□□(2/5:あまりフィットしない)

通気性

■■■□□(3/5:普通)

グリップ性

■■■□□(3/5:普通)

クッション性

■■□□□(2/5:あまりクッション性がない)

反発性

■■■□□(3/5:普通)

安定性

■■□□□(2/5:ややブレやすい)

屈曲性

■■■□□(3/5:普通)

軽さ

■■■■□(4/5:やや軽い)

価格
※メーカーカタログ値

■■■■□(4/5:やや安い)

総合評価:★★☆☆☆(2/5点)

GEL-ROCKET 10 画像

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