今回は、アシックスさんから発売されているバレーボールシューズ
「NETBURNER BALLISTIC FF 3」(ネットバーナーバリスティックFF3)
を実際に履いたうえで紹介・レビューしていきます。
アシックス『NETBURNER BALLISTIC FF 3』
NETBURNER BALLISTIC FF 2の後継モデルである、『NETBURNER BALLISTIC FF 3』は、
- NETBURNER BALLISTIC FF 3(ローカットモデル、品番:1053A055・1051A083、足幅:2E相当【STANDARD】)
- NETBURNER BALLISTIC FF MT 3(ミドルカットモデル、品番:1053A056、足幅:2E相当【STANDARD】)
- NETBURNER BALLISTIC FF 3 PARIS(ローカットモデル、品番:1051A087、足幅:2E相当【STANDARD】)
- NETBURNER BALLISTIC FF MT 3 PARIS(ミドルカットモデル、品番:1051A086、足幅:2E相当【STANDARD】)
の4モデル展開ですが、そのうち「PARIS」モデルの機能・性能はそれ以外のいわゆる「無印」モデルとおそらく同じなため、実質2モデルと考えて良いでしょう。
このうち、『NETBURNER BALLISTIC FF 3』(品番:1053A055・1051A083)のカラー・サイズについては、
- 001:Black/White、22.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1053A055)
- 100:White/Black、22.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1053A055)
- 103:White/Vintage Indigo、22.5cm〜31.0cm・32.0cm(品番:1053A055)
- 402:Sky/Indigo Blue、22.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1053A055)
- 403:Illusion Blue/Glow Yellow、22.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1053A055)
- 960:White/Pure Bronze、24.5cm〜31.0cm・32.0cm(品番:1051A083)
の6通りが展開されています。
私は今回、通常ローカットモデル『NETBURNER BALLISTIC FF 3』(品番:1053A055)の「100:White/Black」「26.0cm」を選択しました。
比較的前作を踏襲したデザインとなっています。
今作も前作同様にミッドソールにクッション性に優れた素材「FLYTEFOAM PROPEL」が採用され、アウトソール中足部に補強パーツ「TWISTRUSS」が採用されています。
アッパー部外側はメッシュ素材採用で通気性・軽量性の追求、内側には人工皮革採用で耐久性を追求しているとのこと。前足アッパー部外側にはメッシュ素材の上に別の素材で加工(線~点)がされています。前作と比較すると柔らかそうで通気性もよさそうなデザインです。また、アウトソール前足部にはX字型の屈曲溝があり屈曲性を追求しているとのことです。なお、前作にはアウトソールに通気孔がありましたが今作では見受けられませんでした。
重さは実測307g(左片足26.0cm・靴紐あり)。他のバレーボールシューズと比べるとやや重い部類ですが、前作よりも同サイズ・条件で17g(約5.2%)も軽くなっており軽量化が図られています。
『NETBURNER BALLISTIC FF 3』実際に履いてみた
- 履き心地
-
■■■□□(3/5:普通)
- フィット性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 通気性
-
■■□□□(2/5:やや蒸れる)
- グリップ性
-
■■■■□(4/5:やや滑りにくい)
- クッション性
-
■■■■□(4/5:ややクッション性がある)
- 反発性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 安定性
-
■■■■□(4/5:ややブレにくい)
- 屈曲性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 重さ
-
■■□□□(2/5:やや重い)
- 価格
※メーカーカタログ値 -
■■□□□(2/5:やや高い)
総合評価:★★★☆☆(3/5点)
がっしりした履き心地
NETBURNER BALLISTIC FF 3を履いてみて最初に感じたことが、シューズのアッパーが全体的に割と強度があってしっかりした作りだなあという点。どこか一部ではなく、全体的。
それに加えて、グリップ性もほどほどに強いなあと感じました。
これらによって、シューズ全体に程よい安定感が生まれており、比較的足がぶれにくく安定してプレーすることが期待できるでしょう。
やや強めのクッション性
NETBURNER BALLISTIC FF 3のクッション性はやや高めになっており、それによって、スパイクやブロックなどにおけるジャンプ着地の際にある程度の安心感を得られることでしょう。
前作よりも扱いやすくなっている
前作では、クッション性と反発性のバランスの悪さや、屈曲性・通気性の悪さが目立っていたため、私の評価は今ひとつでした。
しかし今作では、性能のバランスの悪さや性能自体の悪さが全体的にある程度改善されていて、割と扱いやすくなっているような印象を持ちました。
同じアシックスのバレーボールシューズシリーズでいくと、「V-SWIFTシリーズ」よりは安定性・クッション性が欲しい。だけど「SKY ELITEシリーズ」よりは軽いのがいい。そんな要望を持っている方に適応してくれるかもしれない。そんなバレーボールシューズです。
まとめ:クッション性・安定性にやや強みのあるバレーボールシューズ
まとめると、『NETBURNER BALLISTIC FF 3』は、
クッション性・安定性にやや強みのあるバレーボールシューズ
といった評価です。
主にアウトサイドヒッター・ミドルブロッカー・オポジットといったポジションの方に好まれそうな性能のバレーボールシューズです。クッション性・安定性がやや強めだが、比較的バランスの取れた性能のバレーボールシューズを探しているという方を中心に検討してみてはいかがでしょうか。
総合評価:★★★☆☆(3/5点)