今回はアシックスさんのバレーボールシューズ『SKY ELITE FF 2』と、ミズノさんのバレーボールシューズ『ウエーブモーメンタム 2』を比較してレビューしていきます。
SKY ELITE FF 2とウエーブモーメンタム 2はどっちがいいのか?どちらがおすすめなのか?どのような違いがあるのか?と疑問のお持ちの方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
SKY ELITE FF 2 vs ウエーブモーメンタム 2|評点


SKY ELITE FF 2 | ウエーブモーメンタム 2 | |
---|---|---|
履き心地 | ■■■■□ 4/5:やや良い | ■■■■■ 5/5:とても良い |
フィット性 | ■■■□□ 3/5:普通 | ■■■■■ 5/5:とてもフィットする |
通気性 | ■■■■□ 4/5:やや蒸れにくい | ■■□□□ 2/5:やや蒸れる |
グリップ性 | ■■■■□ 4/5:やや滑りにくい | ■■■■■ 5/5:とても滑りにくい |
クッション性 | ■■■■■ 5/5:とてもクッション性がある | ■■■■■ 5/5:とてもクッション性がある |
反発性 | ■■■■□ 4/5:やや反発する | ■■■■□ 4/5:やや反発する |
安定性 | ■■■■□ 4/5:ややブレにくい | ■■■■■ 5/5:とてもブレにくい |
屈曲性 | ■■■■□ 4/5:やや曲げやすい | ■■■■□ 4/5:やや曲げやすい |
軽さ | ■□□□□ 1/5:とても重い | ■□□□□ 1/5:とても重い |
価格 ※メーカーカタログ値 | ■■□□□ 2/5:やや高い | ■□□□□ 1/5:とても高い |
総合評価 | ★★★★☆(4/5点) | ★★★★★(5/5点) |
SKY ELITE FF 2 vs ウエーブモーメンタム 2|大きな違い
大きな違い1:履き心地・フィット性
履き心地・フィット性はウエーブモーメンタム 2のほうが大きく優れています。
SKY ELITE FF 2は、前足部がややゆったりした印象があり、総合的に見ればフィット性は一般的なレベルのように感じます。また、履き心地は比較的良好です。
一方、ウエーブモーメンタム 2は、靴べろ部とアッパー部が一体となっている設計をしている影響かシューズが足にビタっとフィットするような印象が強く感じられますし、素材感も非常に柔らかくて優しい履き心地を感じられます。履いた瞬間に良いバレーボールシューズだと感じられるような仕上がりとなっています。なお、足幅は2.5E相当とやや幅広な設計ですが、そこまで明確に広いとは感じられず、一般的なバレーボールシューズと同様に使用できるかと思います。(SKY ELITE FF 2は足幅2E相当)
大きな違い2:通気性
通気性はSKY ELITE FF 2のほうが大きく優れています。
シューズの見た目からもわかりますが、SKY ELITE FF 2はアッパー部にメッシュ素材を多用しており、前後左右上の5方向からの通気性に優れています。
一方、ウエーブモーメンタム 2はアッパー部が合皮素材等でおおわれている部分が多く、ほかの素材自体もやや厚めな設計されている影響で通気性はやや悪くなっています。
大きな違い3:安定性
安定性はウエーブモーメンタム 2のほうがやや優れています。
どちらも高い安定性を誇っていますが、ウエーブモーメンタム 2のほうがアッパー部が若干高めな設計かつ合皮素材が多めに採用されている影響か、より優れた安定性を実現しているといった印象です。
大きな違い4:ジャンプ踏み切り時のサポート力
ジャンプ踏み切り時のサポート力はSKY ELITE FF 2のほうがやや優れています。
そもそも「ジャンプ踏み切り時のサポート力」とは、ジャンプしたときにいかに抵抗なくスムーズに床を踏み切れるかということをイメージしていただければわかりやすいかと思います。


SKY ELITE FF 2とウエーブモーメンタム 2ともにかかと部がカーブした形状をしている影響か、両モデルともにこのサポート力は強めで、重さを若干相殺してくれるような仕上がりとなっています。どちらのモデルも高いレベルです。
ですが実際に両モデルを履き比べたところ、SKY ELITE FF 2のほうがこのサポート力がより強めで、よりストレスなくスムーズにジャンプの踏み切りが行えるように感じました。
まとめ


以上、『SKY ELITE FF 2』と『ウエーブモーメンタム 2』を比較してレビューしてきましたが、まとめると、
- SKY ELITE FF 2
-
ジャンプ時の踏み切りの良さを追求するバレーボーラー向け
- ウエーブモーメンタム 2
-
より高いフィット性と安定性を追求するバレーボーラー向け
このような結論となります。ぜひ参考にしていただければ幸いです。