今回はデサントさんから発売されているバレーボールシューズ
『SKY LO KB』(スカイローケービー)
を紹介・レビューしていきます。
デサント『SKY LO KB』
オールラウンダーシューズなバレーボールシューズとして展開されている『SKY LO KB』は以下1モデルが展開されています。
- SKY LO KB(ローカットモデル、品番:DV1TJB01●●、足幅:2E相当)
※●●部分にはカラーに応じて「WH(ホワイト)」「BK(ブラック)」が入ります
また、カラーは以下2色が展開されています。
- WHT:ホワイト、23.5cm~30.0cm
- BLK:ブラック、23.5cm~30.0cm
今回は『WHT:ホワイト』を選択しました。
多くのバレーボールシューズの側面にはおおきなメーカーロゴが採用されているのですが、『SKY LO KB』の側面には小さく「DESCENTE」の文字とロゴがあるだけになっており、かなりシンプルなデザインに仕上がっています。
このシューズの最大の特徴がシューズ両側面に飛び出たマジックテープ。このマジックテープは靴紐の下にクロスしたゴム製のベルト「コウノエベルト」につながっており、マジックテープを引っ張ってコウノエベルトを締めるような構造になっています。靴紐とコウノエベルトの二重でアッパー部を締めてフィット性を向上させること狙いのようです。
中足部には安定性向上を狙って「ビジブルシャンク」と呼ばれる樹脂パーツが採用されています。前足部には通気孔が3か所配置されています。
重さは実測309g(左片足26.0cm・靴紐あり)。バレーボールシューズとしてはやや重めに分類されます。
実際に履いてみた
男子Vリーグ(V1)チーム「パナソニックパンサーズ」所属の多くの選手が着用しているオールラウンダーなバレーボールシューズとしてデサントさんの商品特集ウェブページに紹介・プロモーションされていた『SKY LO KB』。高い期待をもって実際に履いていこうと思います。
実際に履いてみると、ややゆったり目で柔らかくストレスの少ない優しい履き心地を感じることができました。タイトな履き心地や、硬くてごつごつした履き心地なんかが苦手な人に合うバレーボールシューズだと思います。なお、通気性については一般的なレベルです。
フィット性については、『SKY LO KB』の最大の特徴である「コウノエベルト」をキュッと締めてあげると十分満足できるフィット性に。靴紐にプラスしてマジックテープでアッパー部を締めるバレーボールシューズはこれまでもありましたが、靴紐の下をゴムベルトがクロスしてアッパー部を締めるような構造を持つバレーボールシューズはこれまでなかったように思います。かなり画期的で実用性の高い構造だと思いました。
グリップ性・クッション性・安定性・屈曲性の4点についてはほかのバレーボールシューズと比較して十分満足できるレベルの性能を誇っており、とっさのプレーの時も滑ったり足がぶれたりしにくく安心して足を預けられるバレーボールシューズに仕上がっています。
『SKY LO KB』のテーマとして「コウノエベルトによる優れたフィット性」「オールラウンダーシューズ」などが掲げられていましたがそのテーマ通り、フィット性を含むあらゆる性能が高レベルでバランスよくまとめられており、良いバレーボールシューズだなあといった感想です。若干重さがありますが、あらゆるポジションの選手に幅広く適応できるバレーボールシューズであるということから、総合評価は星4(★★★★☆)とさせていただきます。
まとめ:画期的な構造を持つ高レベルのバランス型バレーボールシューズ
『SKY LO KB』の総評としては、
「バレーボールシューズ」に求められる性能を高バランスでまとめた画期的な構造を持つバレーボールシューズといった評価です。
ポジション問わず、バランスの取れたバレーボールシューズを探している人にぜひおすすめしたいです。
- 履き心地
-
■■■■□(4/5:やや良い)
- フィット性
-
■■■■□(4/5:ややフィットする)
- 通気性
-
■■■□□(3/5:普通)
- グリップ性
-
■■■■□(4/5:やや滑りにくい)
- クッション性
-
■■■■□(4/5:ややクッション性がある)
- 反発性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 安定性
-
■■■■□(4/5:ややブレにくい)
- 屈曲性
-
■■■■□(4/5:やや曲げやすい)
- 軽さ
-
■■□□□(2/5:やや重い)
- 価格
※メーカーカタログ値 -
■■□□□(2/5:やや高い)
総合評価:★★★★☆(4/5点)