ウエーブアルテミス 5 WIDE|実際に履いて本気で評価してみた。

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ウエーブアルテミス 5 WIDE_画像
ナカ
この記事を書いた人(当Webサイト運営者)
バレーボール歴十数年。これまで実際に練習・試合で履いてきたバレーボールシューズの数は約10足。バレーボールシューズを中心にレビュー、ランキング記事やコラム記事を執筆しています。

今回はミズノさんから発売されているバレーボールシューズ

『ウエーブアルテミス 5 WIDE』(WAVE ARTEMIS 5 WIDE)

を実際に履いて紹介・レビューしていきます。

目次

ミズノ『ウエーブアルテミス 5 WIDE』

ウエーブアルテミス 5 WIDE_画像

『ウエーブアルテミス 5 WIDE』は、

  • ウエーブアルテミス 5 WIDE(品番:V1GC2258、足幅:2.5E相当)

の1モデル展開です。カラー・サイズについては、

  • 55:ブラック×ホワイト×ピンク(22.5cm~26.0cm)
  • 57:ホワイト×ブラック(22.5cm~26.0cm)

の2通りが展開されており、今回は「57:ホワイト×ブラック」を選択しました。

現状、ウエーブアルテミス 5は「WIDE」の文言が入っているモデルしか展開確認できていません。そして、「WIDE」と銘打っている割には足幅設計が2.5E相当なので、ミズノさんが他に展開している足幅2.5E相当のバレーボールシューズでは特に「WIDE」などの文言はないのにどうして今回はあるんだろう?と疑問に思いました。(が、その疑問は実際に履いてみて勝手に解釈できました)

ミズノさんが他に展開している足幅2.5E相当のシューズ例:ウエーブモーメンタム 2ウエーブディメンションサンダーブレード 3

また、22.5cm~26.0cmのサイズ展開となっており、足のサイズが大きめの方は検討候補の対象外となるでしょう。

留め具が靴ひもではなく2本のベルトで留める「ベルト型」というのが最大の特徴で、特に足の甲つま先側~真ん中にクロスしているベルトが目を引くデザインとなっています。また、足首周りのアッパー部はミドルカットレベルの高さがあります。

ベルトについてもう少しクローズアップしてみていくと、ベルト自体は比較的柔らかめの素材が採用されています。そしてシューズ外側から内側に向けてベルトが伸びて、シューズ内側にある金具で折り返し、シューズ外側で留めるといった設計です。

また、ベルトが「2本」「柔らかめ」などといったことが影響してか、シューズの足入れ部を簡単に大きく開くことができます。

ウエーブアルテミス 5 WIDE_MIZUNO WAVE画像

シューズ裏側かかと部には「MIZUNO WAVE」の刻印がされています。また、ミズノさんの公式サイトの商品ページによると「MIZUNO ENERZY」と呼ばれる柔らかさと反発性に優れたミッドソール素材を採用しているなどといった搭載している機能に関する記載がありました。

ウエーブアルテミス 5 WIDE_重さ画像

重さは実測320g(左片足26.0cm)と、やや重めのバレーボールシューズに分類されます。

実際に履いてみた

ウエーブアルテミス 5 WIDE_着用イメージ画像

実際に履いてみた印象としては、

  • 明らかな幅広感がある
  • シューズ全体が良くない意味で柔らかい
  • 全体的な性能は低め

こういった印象を持ちました。

まず、足入れ部が大きく開くので非常に履きやすかったです。ただし、足入れ感はややガサガサ・ペラペラな感覚があり、若干チープだなあといったところです。

そして、ベルトをぎゅっと締めて留めると、明らかに「シューズが幅広である」ということに気づきます。商品名に「WIDE」の文言が入っているし、そもそも足幅2.5E相当と紹介されているし・・・と思ったんですが、ミズノさんの他の足幅2.5E相当のバレーボールシューズ(ウエーブモーメンタム 2ウエーブディメンションサンダーブレード 3)と履き比べると、同じ足幅設計のはずなんですが『ウエーブアルテミス 5 WIDE』は明らかにそれらのシューズよりも足先もそれ以外の部分も全体的に幅広だなあと強く感じました。ひょっとすると、シューズ全体が柔らかめのつくりなので圧迫感が少なく、より幅広に感じているのかもしれませんが・・・。

私(当記事を書いた人・シューズをレビューした人・サイト運営者)は足幅2E相当のバレーボールシューズを普段使用しているということもあり、足幅2.5E相当の『ウエーブアルテミス 5 WIDE』は足幅が合っていない可能性があります。ですが、ミズノさんが他に展開している先ほど挙げた足幅2.5E相当のバレーボールシューズでは、足幅に関して(ほとんど)違和感がなくいつもとなんら変わらずレビューできていますし、個人的にバレーボールをするときにそれらのシューズを履いたとしてもまったく問題なく使用できると感じました。このことから、『ウエーブアルテミス 5 WIDE』についてはこれまでレビューしてきた足幅2.5E相当のバレーボールシューズと同じ足幅設計だけどなんか幅広感があるからという理由でその幅広感を考慮してレビューするのではなく、他のバレーボールシューズと同じように公平にレビューしていきます。

そのためフィット性については、そもそもベルト型なので自分の足の形に合わせて細かくフィットさせることが苦手なんですが、『ウエーブアルテミス 5 WIDE』については「幅広感あり」「ベルトが柔らかい素材」「ベルト本数が2本」「シューズが全体に柔らかい」「靴べろ部が厚手のメッシュ素材」といった特徴が影響してか、非常にボヤっと・ざっくりとしたフィット性で全く良くないといった印象です。

アッパー部に薄手のメッシュ素材を多く採用していますが、足首回りがミドルカットクラスの高さであるということと靴べろ部が厚手のメッシュ素材であり、全体的な通気性は標準レベルといったところです。

ウエーブアルテミス 5 WIDE_着用イメージ画像

『ウエーブアルテミス 5 WIDE』を実際に履いてジャンプしてみましたが、着地時にやや床付き感がありクッション性はやや低いといったところです。

また、先ほど述べた通り『ウエーブアルテミス 5 WIDE』は全体的に柔らかいつくりのバレーボールシューズであり、フィット性の低さも影響して全体的にぐにゅぐにゅ・ぐらぐらした不安感のある安定性となっています。足首周りのアッパー部がミドルカットレベルに高いので足首周りの安定性はちょっぴり高めでしたが、全体的な安定性はやや悪いといったところです。

屈曲性についてはやや良好です。グッと踏み込んでも比較的ストレスなく曲げることができます。

グリップ性・反発性は標準的なレベルでした。


『ウエーブアルテミス 5 WIDE』の性能・特性を総合して振り返ってみると、全体的な性能は低めで特にフィット性に関しては全く良くないといったところです。

これでもし安い価格帯で展開されていれば「まあ・・・こんなもんか・・・」といった感想となるんでしょうが、問題は『ウエーブアルテミス 5 WIDE』が上位モデルと同じくらいの価格帯で展開されており、「やや高めの価格帯で展開されているにもかかわらずこの低い性能・・・?」といった感想を抱かざるを得ません。

以上の点から総合評価は星1(★☆☆☆☆)とさせていただきます。

まとめ:悪い意味で価格と釣り合っていない柔らか幅広な重量級バレーボールシューズ

『ウエーブアルテミス 5 WIDE』の総評としては、

悪い意味で価格と釣り合っていない柔らか幅広な重量級バレーボールシューズ

といった評価です。


履き心地

■■□□□(2/5:あまり良くない)

フィット性

■□□□□(1/5:全くフィットしない)

通気性

■■■□□(3/5:普通)

グリップ性

■■■□□(3/5:普通)

クッション性

■■□□□(2/5:あまりクッション性がない)

反発性

■■■□□(3/5:普通)

安定性

■■□□□(2/5:ややブレやすい)

屈曲性

■■■■□(4/5:やや曲げやすい)

重さ

■■□□□(2/5:やや重い)

価格
※メーカーカタログ値

■■□□□(2/5:やや高い)

総合評価:★☆☆☆☆(1/5点)

ウエーブアルテミス 5 WIDE_画像

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