ウエーブディメンション｜実際に履いて本気で評価してみた。

2022年9月14日2024年6月5日

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今回はミズノさんから発売されているバレーボールシューズ

ウエーブディメンション（WAVE DIMENSION）

を実際に履いて紹介・レビューしていきます。

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ミズノ『ウエーブディメンション』

『ウエーブディメンション』は

ウエーブディメンション（足幅：2.5E相当）

の１モデル展開です。カラー・サイズについては、

01：ブラック×ホワイト×グレー、22.5cm～30.0cm（品番：V1GA2240）
09：ホワイト×ブラック、22.5cm～30.0cm（品番：V1GA2240）
76：ブルー×ホワイト×ネイビー、22.5cm〜30.0cm（品番：V1GA2240_p）

の３通りが展開されており、私は「09：ホワイト×ブラック」「26.0cm」を選択しました。

デザインは全体的にウエーブモーメンタムシリーズ、特に『ウエーブモーメンタム 2』に似ています。また、アッパー部の高さはウエーブモーメンタムシリーズ同様、一般的なローカットモデルにしては若干高めな設計となっています。

靴べろ部とアッパー部が一体となっている「ブーティアッパー」を採用し、足入れ感などの向上を狙っていることがうかがえます。この構造はウエーブモーメンタムシリーズなどにも採用されています。また、靴べろ部にあたる部分の真ん中あたりで素材が変わっていますが、ブーティアッパーがそこで途切れているということではありません。なお、シューホールの部分は一般的なバレーボールシューズのものと同じになっています。

アウトソールは前足外側・中足外側・中足内側の計３か所に張り出しがあり、安定性向上を狙っていることがうかがえます。また、前・中足部の中間くらいに通気孔が設けられています。

ミッドソール（かかと部）には柔らかさと反発性に優れた素材「MIZUNO ENERZY」を採用しているとのこと。また、かかと部にはクッション性・安定性両立を狙う波状プレート「MIZUNO WAVE」が採用されています。

重さは実測300g（左片足26.0cm・靴紐あり）。やや重めです。

『ウエーブディメンション』は当サイトの基準ではやや低価格帯に該当するため、当サイトでは「ステップアップモデル」に分類しています。

実際に履いてみた

履いてみた第一印象は、上位モデルと比べてやや低価格でありつつも上位モデルの比較するシューズのモデルによっては同等もしくはそれ以上の性能を持っているバレーボールシューズという印象です。シューズの方向性としては見た目通り、ウエーブモーメンタムシリーズに似ているなあといったところです。

まず、履き心地自体はシューズに足がすぽっと入り、足首と足の甲あたりが柔らかく包まれている良好な印象です。

ブーティアッパーによってフィット性は高めで、中・後足部にかけてぴったりフィットしてくれます。前足部についてはほんの少し幅広かな・・・と思いましたがそもそも足幅設計が2.5E相当なのでその設計通りの幅広さだと思いますし、他メーカー含む他の2E相当のバレーボールシューズと比較しても標準的なレベルの範囲内といった印象です。

通気性に関しては一般的です。

グリップ性は非常に高く、ガツンとコートをしっかりとらえて動くことができそうです。

クッション性はやや高めで、反発性は一般的なレベルです。比較的バランスの取れた組み合わせになっています。

アッパー部がやや高めであることと、３か所のアウトソールの張り出し設計によってやや高めの安定性になっているように感じます。特に外側方向への安定性は素晴らしく、とっさの方向転換時にも足がぶれにくく安心して動くことができそうです。

屈曲性も比較的良いと思います。ジャンプ時や前方向への蹴りだし時にストレスが少なく、動きやすいシューズに仕上がっているなあといった印象です。

ウエーブディメンションを実際に履いてみて、やや低価格帯で展開されているにもかかわらず上位モデルにまったく負けない非常にバランスのとれた性能をしているバレーボールシューズだと感じ、正直驚きを隠せません。極めてコストパフォーマンスに優れており初心者の方から上級者の方まで、そしてバランスの取れた性能でありポジション問わず非常に幅広くおすすめできるバレーボールシューズです。

以上の点から、総合評価は星５（★★★★★）とさせていただきます。