STELLA DIVA LO 5|実際に履いて本気で評価してみた。

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STELLA DIVA LO 5_画像
ナカ
この記事を書いた人(当Webサイト運営者)
バレーボール歴十数年。これまで実際に練習・試合で履いてきたバレーボールシューズの数は約10足。バレーボールシューズを中心にレビュー、ランキング記事やコラム記事を執筆しています。

今回は、バレーボールシューズの

デサント『STELLA DIVA LO 5』(ステラディーバロー5)

を実際に履いたうえで、紹介・レビューしていきます。

STELLA DIVA LO 5の後継モデル『STELLA DIVA LO 6』のレビュー記事はこちら ↓

目次

デサント『STELLA DIVA LO 5』

デサント『STELLA DIVA LO 5』は、前作『STELLA DIVA LO 4』の後継モデルにあたるバレーボールシューズとして、

  • STELLA DIVA LO 5(ローカットモデル)

の1モデルが展開されています。

また、カラー・サイズは、

  • (BLK)ブラック、19.0cm、20.0cm、21.0cm~26.0cm(品番:DV1VJB02BK)
  • (WHT)ホワイト、19.0cm、20.0cm、21.0cm~26.0cm(品番:DV1VJB02WH)

の2通りが展開されています。今回、私は(WHT)ホワイトの26.0cmを選択しました。

比較的小さめサイズ中心の展開なので、足のサイズが大きめという方は検討候補の対象外となるでしょう。

デザイン・設計ともに前作に似ています。前作と見比べると、シューズ外側・内側は合成皮革素材の割合が若干増えたような印象があり、シューズ後ろ足かかと部はメッシュ素材の割合が若干増えたような印象があります。また、シューズ外側・内側の中央下部の合成皮革素材部に複数の小さい通気孔(と思われる)が新しく採用されています。

なお、シューズ外側かかと付近に「STELLA DIVA」、アウトソールには「DESCENTE」「NON-MARKING」の表記があります。

STELLA DIVA LO 5_重さ画像

重さは実測263g(左片足26.0cm・靴紐あり)。前作(同サイズ・条件での計測)よりも20g重くなっており、やや軽めのバレーボールシューズとして分類されます。

実際に履いてみた

STELLA DIVA LO 5_着用画像
実際に履いてみて感じたざっくりとした印象
  • 全体的な性能は低め
  • ガサガサ、ペラペラ、グラグラ感が強い
  • 前作『STELLA DIVA LO 4』と似た感じ

まず、履き心地は安っぽいなあといったところです。エントリーモデルに該当する低価格帯で展開されているのである程度は仕方がないかもしれませんが、それでも他のエントリーモデルバレーボールシューズと比べてもガサガサ・ペラペラ感がより強めです。

フィット性に関しては前足部がわずかにゆったり目というのもありますがそれ以上に、シューズの全体的な強度が低い影響でしょうかギュッと靴紐を締めてもフィット感がやや物足りないように感じました。なお、足幅については特に記載がありませんでしたが、実際に履いてみた感じとしてはおそらく一般的な2E相当程度のように思いました。

アッパー部の素材が比較的薄めでメッシュ素材も多めに採用しているということもあり、通気性に関してはやや良いといったところです。

STELLA DIVA LO 5_着用屈曲画像

グリップ性に関してはあまりよくありません

クッション性に関してはペラペラ感が強くて悪いなあといった印象です。前作よりはクッション性がわずかに増してはいるものの、それでも依然としてジャンプ着地時は強い床付き感がありますし、それ以外の動作時にも床付き感があります。ハードジャンプ着地時は大きく衝撃を感じるため、バレーボールをプレーするうえで不安・不満に感じるかもしれないレベルのクッション性となっています。このシューズを履いてバレーボールをプレーするのであれば、(クッション性のより高い)高性能なインソールへの交換の検討をする必要がでてくるかもしれません。

反発性についてはほぼ感じられず悪いなあといった印象です。反発性の方向性としては前作と似たような感じではありますが、『STELLA DIVA LO 5』は前作よりもやや重くなっているため、その影響でしょうか(若干ではありますが)より反発性を感じられにくくなっているといったところです。こちらについても(反発性のより高い)高性能なインソールへの交換の検討をする必要がでてくるかもしれません。

安定性に関してはシューズの全体的な強度が低くて悪いなあといった印象です。前作よりは内側方向への安定性が増してはいるものの、それでも依然として足を傾ければすぐにグラグラと感じ、シューズが転がってしまうような感覚があります。バレーボールをプレーするうえで不安・不満に感じるかもしれないレベルの安定性となっています。

屈曲性に関してはやや良いといったところで、比較的ストレスなく曲げることができるでしょう。


全体を通してみれば、エントリーモデルに該当する安い価格帯で展開されてはいるものの、それを考慮してもバレーボールをプレーするうえで不安・不満に感じてしまうかもしれない低い性能となっています。価格が安いという理由のみで購入すると、これからバレーボールを始めようとされている方であったとしてもすぐに性能に不満を感じてしまって新しいバレーボールシューズへの買い替えを検討する可能性が高いと思われます。

なお、前作と今作を比較すると、今作は2023年の物価高の影響でしょうかメーカーカタログ値において若干の値上げが見られます。性能面では今作はやや重くなり反発性が低下していて、フィット性が向上しています。また、クッション性と安定性といった項目では今作はほんのわずかに良くなっているなあと感じましたが、5段階評価への反映には届かない改善度合いとなっており、前作の域を脱せず同等の評価にとどまります。

以上の点から、総合評価は星1(★☆☆☆☆)とさせていただきます。

まとめ:エントリーモデルに届かない性能のバレーボールシューズ

『STELLA DIVA LO 5』の総評としては、

エントリーモデルに届かない性能のバレーボールシューズ

といった評価です。


履き心地

■□□□□(1/5:全く良くない)

フィット性

■■□□□(2/5:あまりフィットしない)

通気性

■■■■□(4/5:やや蒸れにくい)

グリップ性

■■□□□(2/5:やや滑りやすい)

クッション性

■□□□□(1/5:全くクッション性がない)

反発性

■□□□□(1/5:全く反発しない)

安定性

■□□□□(1/5:とてもブレやすい)

屈曲性

■■■■□(4/5:やや曲げやすい)

重さ

■■■■□(4/5:やや軽い)

価格
※メーカーカタログ値
※当サイト価格基準B

■■■■■(5/5:とても安い)

総合評価:★☆☆☆☆(1/5点)

STELLA DIVA LO 5の後継モデル『STELLA DIVA LO 6』のレビュー記事はこちら ↓

STELLA DIVA LO 5_画像

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