COURT SELFIT 2｜実際に履いて本気で評価してみた。

2022年11月20日2022年11月21日

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今回はアシックスさんのバレーボールシューズ

『COURT SELFIT 2』（コートセルフィット2）

を実際に履いて紹介・レビューしていきます。

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アシックス『COURT SELFIT 2』

『COURT SELFIT 2』は、

COURT SELFIT 2（品番：1053A053、足幅：2E相当【STANDARD】）

の１モデル展開です。カラー・サイズは、

001：Black/Pure Silver（ブラック×ピュアシルバー）（22.5cm～26.0cm）
100：White/Black（ホワイト×ブラック）（22.5cm～26.0cm）

の２通りが展開されています。今回は「001：Black/Pure Silver」の26.0cmを選択しました。

22.5cm～26.0cmというサイズ展開なので、足のサイズが大きめの方は検討候補の対象外となるでしょう。

留め具が３本のベルトとなっているのが『COURT SELFIT 2』最大の特徴です。また、足首周りのアッパー部がミドルカットレベルの高さとなっています。

ベルトについてもう少し見ていくと、前の２本（つま先側・真ん中）のベルトはシューズ内側からベルトが伸びて、シューズ外側で折り返し、シューズ内側で留める設計となっています。残る１本（足首側）のベルトはその反対の設計です。なお、つま先側のベルトはやや柔らかめでした。

また、靴べろ部は履き心地向上を狙うためやや厚めのメッシュ素材を採用しているとのことです。

COURT SELFIT 2_FLYTEFOAM PROPEL — FLYTEFOAM Propel

COURT SELFIT 2_かかと部GELテクノロジー — FLYTEFOAM Propel

ミッドソールには反発性等向上を狙う「FLYTEFOAM Propel」という素材が採用され、またクッション性等向上を狙うためミッドソール自体を厚めに設計・かかと部に「GELテクノロジー」が採用されています。シューズ裏側中足部には安定性等向上を狙うためか補強がされています。

重さは実測348g（左片足26.0cm）。非常に重いバレーボールシューズに分類されます。

実際に履いてみた

実際に履いてみた印象としては、

やや大味なフィット性
非常に重いバレーボールシューズ

といったところです。

履き心地は一般的な感じですが、３本のベルトをギュッと締めて履いても足の形に合わせて細かくフィットしづらく、やや大味でざっくりとしたフィット性を感じてしまいます。また、前足部がややゆったり目かなといった印象があります。

通気性については足首周りのアッパー部がミドルカットレベルの高さがあって足首周りの通気性が若干悪くなってしまっています。それ以外の部分は比較的標準な通気性となっており、全体でみれば通気性は若干良くないといった感じです。

グリップ性は全体的にやや良い印象がありました。

『COURT SELFIT 2』を実際に履いてジャンプしてみると、着地時の衝撃をやや良く吸収してくれるような感覚がありクッション性については比較的良いといったところです。しかし、シューズ自体がかなり重いことが影響してか反発性についてはやや弱いかな・・・といった印象です。どうしても重さのほうが勝ってしまいます。

先ほど紹介した通り足首回りのアッパー部の高さがミドルカットレベルに高いこともあって足首回りの安定性については良い印象です。それ以外の部分は標準的な安定性であり、全体でみれば安定性はやや良いといったところです。

屈曲性については比較的良くやや曲げやすい印象ですが、重さのせいで屈曲性の高さが動きやすさにうまくつながっていないような印象です。

『COURT SELFIT 2』の性能・特性を総合的に振り返ってみると、留め具がベルト型ということでやや大味なフィット性になってしまっていて、重さのせいで動きやすさにやや悪影響が出てしまっているといった印象です。性能・価格面から判断して、総合評価は星２（★★☆☆☆）とさせていただきます。

標準的な価格帯で展開されていますし、ベルト型のバレーボールシューズにこだわる方の検討候補となるでしょう。（というか、そもそもベルト型のバレーボールシューズの選択肢が少ない）