今回は、アシックスさんのバレーボールシューズ
『SKY ELITE FF 2』(スカイエリートFF2)
を実際に履いたうえで、紹介・レビューしていきます。
アシックス『SKY ELITE FF 2』
『SKY ELITE FF 2』は、
- SKY ELITE FF 2(ローカットモデル、品番:1051A064・1051A082、足幅:2E相当【STANDARD】)
- SKY ELITE FF MT 2(ミドルカットモデル、品番:1051A065、足幅:2E相当【STANDARD】)
の2モデルが展開されています。
『SKY ELITE FF 2』(品番:1051A064・1051A082)のカラー・サイズは、
- 001:BLACK/ELECTRIC RED、24.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1051A064)
- 003:BLACK/NEW LEAF、24.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1051A064)
- 004:BLACK/SAFETY YELLOW、24.5cm~31.0cm・32.0cm・33.0cm(品番:1051A064)
- 005:BLACK/LIME BURST、24.5cm~31.0cm・32.0cm・33.0cm(品番:1051A064)
- 101:WHITE/PURE SILVER、24.5cm~31.0cm・32.0cm・33.0cm(品番:1051A064)
- 102:WHITE/BLACK、24.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1051A064)
- 103:WHITE/DEEP OCEAN、24.5cm~31.0cm・32.0cm・33.0cm(品番:1051A064)
- 402:LAKE DRIVE/PURE SILVER、24.5cm~31.0cm・32.0cm(品番:1051A064)
- 403:ISLAND BLUE/INDIGO BLUE、24.5cm~31.0cm・32.0cm・33.0cm(品番:1051A064)
- 960:WHITE/PURE GOLD、24.5cm〜31.0cm・32.0cm・33.0cm(品番:1051A082)
の10通りです。
今回私は『SKY ELITE FF 2』(品番:1051A064)「101:WHITE/PURE SILVER」「26.0cm」を選択しました。
東京2020オリンピック・パラリンピックの時期には『SKY ELITE FF 2 TOKYO』(品番:1051A072)というモデルも発売されていました。
私が今回選んだカラーは比較的シンプルですが、他にも多くのカラーバリエーションがありますし、ミドルカットモデルもあるので多くの人の選択肢となりうるバレーボールシューズです。
ハトメ前足部にシューレースシステム「DYNAWRAP」、シューズ裏側中足部に樹脂パーツ「TWISTRUSS」が採用されてシューズの安定性向上を狙った設計。加えて、スムーズな踏み込みサポートのためにかかと部がカーブした形状で、ミッドソールに「FLYTEFOAM PROPEL」という反発性の高いクッション材が採用されています。これらが連動してジャンプ力向上を追求したバレーボールシューズとなっているようです。
重さは実測347g(左片足26.0cm・靴紐あり)。かなり重いバレーボールシューズに分類されます。
同サイズ・条件で比較すると、ミズノさんの重量級バレーボールシューズ『ウエーブモーメンタム 2』よりも20g重く、アシックスさんの軽量級バレーボールシューズ『ROTE JAPAN LYTE FF 2』よりも111gも重いです。
実際に履いてみた
実際に履いてみた第一印象は、かなり重いが全体的に優しく厚底さを感じる履き心地といった印象です。
中~後足部に関してのフィット性は良好ですが前足部がややゆったりとしていて指先がやや遊ぶような印象があり、トータルで見ればフィット性は標準的なレベルといったところです。また、樹脂パーツが多く採用されている影響でしょうか、左右の安定性がやや高いような印象があります。足が左右にグラつきにくいので安心してプレーできそうです。
前足部の薄めのメッシュ素材のおかげでしょうか通気性はやや良好。終日練習や大会当日でもそこまで蒸れを感じることなく快適にプレーできそうな印象です。また、その素材の影響もあり、前方向への屈曲性についてもやや良好です。
クッション性についてはかなり満足できるレベルで、特に前足部・かかと部にかなりのクッション性を感じることができ、着地時の床付き感はほぼありません。ハードジャンプ後の着地時の衝撃もほぼ心配なく、かなり安心できる高いクッション性となっています。加えて、グリップ性もやや良好なのでコートをしっかりととらえて動くことができ、屈曲性がやや高いということも相まってか、スパイクやブロックでグッと踏み込んだ時によりスムーズにジャンプ動作に移行できるような印象を受けました。
かなり重さがありますが反発性がやや高めなのである程度はシューズの重さを打ち消してくれるような印象です。とはいえとても重いシューズということには変わりないので、脚の筋力が十分ある方でないと負担に感じるかもしれません。日ごろからがっつりとバレーボールをやっていたり筋トレをやっていて、脚の筋力が十分ある中級者・上級者向けのバレーボールシューズだと思います。
全体を通して見れば、『SKY ELITE FF 2』はジャンプサポートが非常に高いですし全体的な性能も高いです。ですが、シューズがかなり重いので、(脚の筋力が十分ある)中・上級者のアタッカー・ブロッカー向きのバレーボールシューズといった評価となります。
以上の点から、総合評価は星4(★★★★☆)とさせていただきます。
まとめ:中・上級者のアタッカー・ブロッカー向きのバレーボールシューズ
『SKY ELITE FF 2』の総評としては、
中・上級者のアタッカー・ブロッカー向きのバレーボールシューズ
といった評価です。
脚の筋力が十分にあるアウトサイドヒッター・ミドルブロッカー・オポジットを中心とした選手におすすめしたいバレーボールシューズです。また、重くていいからとにかくクッション性が欲しい!といった人にも選択肢となりうるバレーボールシューズかと思います。
- 履き心地
-
■■■■□(4/5:やや良い)
- フィット性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 通気性
-
■■■■□(4/5:やや蒸れにくい)
- グリップ性
-
■■■■□(4/5:やや滑りにくい)
- クッション性
-
■■■■■(5/5:とてもクッション性がある)
- 反発性
-
■■■■□(4/5:やや反発する)
- 安定性
-
■■■■□(4/5:ややブレにくい)
- 屈曲性
-
■■■■□(4/5:やや曲げやすい)
- 軽さ
-
■□□□□(1/5:とても重い)
- 価格
※メーカーカタログ値 -
■■□□□(2/5:やや高い)
総合評価:★★★★☆(4/5点)