ウエーブライトニング NEO 2|実際に履いて本気で評価してみた。

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ウエーブライトニング NEO 2_画像
ナカ
この記事を書いた人(当Webサイト運営者)
バレーボール歴十数年。これまで実際に練習・試合で履いてきたバレーボールシューズの数は約10足。バレーボールシューズを中心にレビュー、ランキング記事やコラム記事を執筆しています。

今回は、バレーボールシューズの

ミズノ『ウエーブライトニング NEO 2(WAVE LIGHTNING NEO 2)』

を実際に履いたうえで、紹介・レビューしていきます。

目次

ミズノ『ウエーブライトニング NEO 2』

ミズノ『ウエーブライトニング NEO 2』は前作『ウエーブライトニング NEO』の後継モデルとして、

  • ウエーブライトニング NEO 2(品番:V1GA2202、足幅:2E相当)

の1モデルが展開されています。

また、カラー・サイズは、

  • 41:ブラック×ゴールド、22.5cm~31.0cm

の1通りが展開されています。

今回、私は「41:ブラック×ゴールド」の26.0cmを選択しました。

ソール部のデザインはウエーブライトニングシリーズ(ウエーブライトニング Z7、ウエーブライトニング Z6、ウエーブライトニング NEO)に非常に似ていますが、アッパーは全面的にニット素材を採用していて大きく異なっています。

ニットアッパーを採用していて、アッパーと靴べろ部が一体となった構造となっています(Dynamotion Fit採用とのこと)。また、アキレス腱付近のアッパーにやや高さがあるのも特徴です(なお、当サイトではローカットとして扱います)。シューズの内部では、アキレス腱付近の両サイドに厚めのクッションが採用されています。一般的なバレーボールシューズはアウトサイドシューレースホルダーが1か所の場合が多い(前作『ウエーブライトニング NEO』は0か所)ですが、『ウエーブライトニング NEO 2』は3か所あります。また、つま先は耐久性を高める設計(DURA SHIELD)がされているとのことです。

ミッドソールにはミズノエナジーシリーズの中で最も柔らかく反発性に優れた素材「MIZUNO ENERZY CORE」を採用。また、MIZUNO ENERZYインソールも採用しているとのことです。

アウトソールは「XGラバー(エクストラグレードラバー)」の採用と「NON MARKING」の記載がありました。また、前足部には通気孔が1か所(MIZUNO INTERCOOL)、中足部に斜めの屈曲溝(D-Flex Groove)、かかと部には波状プレート(MIZUNO WAVE)とラバー突起(Sensor Point)が採用されているとのことです。また、前足部外側のアウトソールが一部出っ張っています。

前作『ウエーブライトニング NEO』との機能面での主な変更点としては、ハイカットからローカットへの変更、アウトサイドシューレースホルダー0か所から3か所への変更、アッパー部がより全面的にニット素材への変更、マイルドクッションインソールからMIZUNO ENERZYインソールへの変更といったところです。

ウエーブライトニング NEO 2_重さ画像

重さは実測275g(左片足26.0cm・靴紐あり)バレーボールシューズとしては標準的な重さに分類されます。

実際に履いてみた

ウエーブライトニング NEO 2_着用画像
実際に履いてみて感じたざっくりとした印象
  • アッパーの柔らかさが強く、強い個性となっている
  • 他のウエーブライトニングシリーズとはやや大きく違った感じがある

まず履き心地に関してはニットアッパーの柔らかさの影響でやや良い履き心地ですが、フィット性に関しては標準的なレベルといったところです。中足部~後足部はニットアッパーがピタッとフィットしてくれるものの強度は低めです。また、一般的なウエーブライトニングシリーズよりもタイトさが少なく、特に前足部はやや幅広感がありました。総合的に判断すれば標準的なフィット性といったところでしょうか。

通気性に関してはやや低いかなといったところです。ニットアッパーの影響でしょうか「風の通り」はやや良いんですが・・・妙に暑い・蒸れる感覚があり、トータルで見ればやや良くない通気性といった評価とします。

ウエーブライトニング NEO 2_屈曲画像

グリップ性に関してはやや良いです。比較的滑らずに動くことが期待できそうです。

クッション性はやや良く、反発性は非常に良いです。比較的安心してジャンプしたりクイックに動くことが期待できそうです。

安定性に関してはやや低いです。ニットアッパーの影響かシューズの強度がやや低く、前足部外側のアウトソールに一部出っ張りがあるにもかかわらずややグラつきを感じます。

屈曲性に関してはやや良いです。こちらもニットアッパーの影響か比較的ストレスなく柔らかく曲げることができます。


全体を通して見れば『ウエーブライトニング NEO 2』は、全面的に採用されたニットアッパーがいい意味でも悪い意味でも大きな影響を与えており、履き心地・屈曲性といった点でややプラスに作用している反面、通気性・安定性といった点でややマイナスに作用してしまっているのかなといったところです。重さは標準レベルであり、クッション性はやや良くて反発性は非常に良いので、オールラウンドに適応できそうですが、アッパーのクセが非常に強くて、ウエーブライトニング Z7やウエーブライトニング NEOといったほかのウエーブライトニングシリーズのバレーボールシューズとはやや大きく違った感じがある印象です。

また、ハイカットレベルだった前作『ウエーブライトニング NEO』よりもアッパーの高さがぐっと低くなっているので扱いやすい(履きやすい)です。

いずれにせよ、ニットアッパーによって『ウエーブライトニング NEO 2』は「アッパーが柔らかい」という強い個性を獲得しており、とても高い価格帯で展開されているということも考慮すると多くの方に手放しではなかなかおすすめしづらいですが、合う人にはとことん合うバレーボールシューズではないかと思います。

『ウエーブライトニング NEO 2』は2023年の物価高の影響もあってかメーカーカタログ値において『ウエーブライトニング NEO』よりもやや価格の値上げがされています。性能面で比較すると、『ウエーブライトニング NEO 2』は『ウエーブライトニング NEO』よりも履き心地・通気性がやや向上した反面、フィット性が抑えられて安定性が大きく抑えられているといったところです。また、『ウエーブライトニング NEO 2』はローカットで『ウエーブライトニング NEO』はハイカットといった違いも大きいです。

以上の点から、総合評価は星3(★★★☆☆)とさせていただきます。

まとめ:動きやすいがアッパーが柔らかくてクセの強いバレーボールシューズ

『ウエーブライトニング NEO 2』の総評としては、

動きやすいがアッパーが柔らかくてクセの強いバレーボールシューズ

といった評価です。

柔らかなアッパーが好み、または一味違って比較的オールラウンドに使えるバレーボールシューズを探しているという方は検討してみてはどうでしょうか


履き心地

■■■■□(4/5:やや良い)

フィット性

■■■□□(3/5:普通)

通気性

■■□□□(2/5:やや蒸れる)

グリップ性

■■■■□(4/5:やや滑りにくい)

クッション性

■■■■□(4/5:ややクッション性がある)

反発性

■■■■■(5/5:とても反発する)

安定性

■■□□□(2/5:ややブレやすい)

屈曲性

■■■■□(4/5:やや曲げやすい)

重さ

■■■□□(3/5:普通)

価格
※メーカーカタログ値
※当サイト価格基準B

■□□□□(1/5:とても高い)

総合評価:★★★☆☆(3/5点)

ウエーブライトニング NEO 2_画像

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次