今回はミズノさんから発売されている
サンダーブレード 3(THUNDER BLADE 3)
を紹介・レビューしていきます。
ミズノ『サンダーブレード 3』
『サンダーブレード 3』は、
- サンダーブレード 3(ローカットモデル、品番:V1GA2170、足幅:2.5E相当)
の1モデル展開。カラーは、
- 06:ブラック×グレー、22.5cm~30.0cm
- 09:ホワイト×ブラック×ゴールド、22.5cm~30.0cm
- 10:ブラック×ホワイト×ブルー、22.5cm~30.0cm
- 14:ホワイト×ネイビー×ピンク、22.5cm~26.5cm
の全4色。その中から今回は『09:ホワイト×ブラック×ゴールド』を選択しました。
ミズノさんの公式オンラインサイトのビギナーシューズ特集ページにて『サイクロンスピード 3』と『サンダーブレード 3』の2足が紹介されており、そのうち『サンダーブレード 3』については「脱・初心者!部活生にオススメ」「バレーボールの試合に出たい!」「「もっと上手くなりたい」プレーヤーにぴったり」などの言葉とともに紹介されており、完全初心者というよりもどちらかといえば初心者以上中級者未満なバレーボーラーをターゲットに展開されているのかなといった印象です。
デザインについては、シューズ外側の中~後足アッパー部にかけてかなり特徴的なデザインがされています。好みが分かれるかと思いますが他のバレーボールシューズにはないデザインであり差別化ができています。
前作『サンダーブレード 2』とカタログスペックを比較してみましたが、(表記揺れが若干ありますが)大きな違いを見受けられず、前作とほぼ同一の性能でデザインを変更したモデルと推測できます。ややゆったりめの設計(足幅2.5E相当)、フラットソール、前足外側部のアウトソールの張り出しは前作を踏襲した設計となっています。
なお、シューズ外箱には「VOLLEYBALL」ではなく「INDOOR」の文言が記載されていました。
重さは実測282g(左片足26.0cm、靴紐あり)。バレーボールシューズとしては一般的な重さに分類されます。
実際に履いてみる
では実際に履いてみた感想ですが、
第一印象はすごく標準的なバレーボールシューズといった印象でした。
安い価格帯のバレーボールシューズにありがちなガサガサペラペラな履き心地はほとんど感じられません。また、足幅が2.5E相当と一般的なバレーボールシューズと比べればややゆったりした設計とのことですが、やや前足部分がゆったりしてるかな…と思うくらいで一般的な足幅のバレーボールシューズとそこまで変わらないように思いました。
なお、フィット性や通気性についても普通の印象です。
安定性については、前足外側部のアウトソールの張り出しによって外側方向への安定性が強化されておりそれを含めるとバレーボールシューズとして標準的な水準を満たしているといった感じです。
クッション性やグリップ性、屈曲性についても一般的なバレーボールシューズのレベルにあるかなといった印象です。
しかし、反発性についてはやや課題があるように感じます。グッと踏み込んだ時に足が「グニュ」っとすこし沈み込んで戻りが弱いような印象があるので、蹴り出し時の推進力はやや少ないように思います。この点が改善されればもっとよい仕上がりとなったでしょう。
『サンダーブレード 3』はやや安い価格帯(ステップアップモデル)で展開されている比較的標準性能のバレーボールシューズであり、「脱・初心者」というテーマに沿った性能・価格設定がされていると感じました。以上の点から総合評価は星3(★★★☆☆)とさせていただきます。
まとめ:やや安価で比較的標準性能のバレーボールシューズ
『サンダーブレード 3』の総評としては、
やや安価で、比較的標準性能のバレーボールシューズ
といったところです。
比較的安価でバランスの取れたバレーボールシューズを探している方は検討してみてはいかがでしょうか。
- 履き心地
-
■■■□□(3/5:普通)
- フィット性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 通気性
-
■■■□□(3/5:普通)
- グリップ性
-
■■■□□(3/5:普通)
- クッション性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 反発性
-
■■□□□(2/5:あまり反発しない)
- 安定性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 屈曲性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 軽さ
-
■■■□□(3/5:普通)
- 価格
※メーカーカタログ値 -
■■■■□(4/5:やや安い)
総合評価:★★★☆☆(3/5点)