今回はアシックスさんから発売されているバレーボールシューズ
『NETBURNER BALLISTIC FF 2』(ネットバーナーバリスティックFF2)
を紹介・レビューしていきます。
アシックス『NETBURNER BALLISTIC FF 2』
『NETBURNER BALLISTIC FF 2』は、
- NETBURNER BALLISTIC FF 2(ローカットモデル、品番:1053A029、足幅:2E相当)
- NETBURNER BALLISTIC FF MT 2(ミドルカットモデル、品番:1053A030、足幅:2E相当)
- NETBURNER BALLISTIC FF 2 L.E.(ローカット限定モデル、品番:1051A060、足幅:2E相当)
- NETBURNER BALLISTIC FF MT 2 L.E.(ミドルカット限定モデル、品番:1051A061、足幅:2E相当)
の4モデルありますが、今回は通常のローカットモデルの『NETBURNER BALLISTIC FF 2』を選択。
『NETBURNER BALLISTIC FF 2』(品番:1053A029)のカラーは、
- 001:BLACK/FRESH ICE(ブラック×フレッシュアイス)22.5cm~31.0cm、32.0cm
- 003:BLACK/WHITE(ブラック×ホワイト)22.5cm~31.0cm、32.0cm
- 100:WHITE/GUNMETAL(ホワイト×ガンメタル)22.5cm~31.0cm、32.0cm
- 400:PEACOAT/WHITE(ピーコート×ホワイト)22.5cm~31.0cm、32.0cm
- 407:LAPIS LAZULI BLUE/BLAZING CORAL(ラピスラズリブルー×ブレージングコーラル)22.5cm~31.0cm、32.0cm
の5色で、今回は『100:WHITE/GUNMETAL』を選択しました。
ミドルカットモデルもあるので足首周りのさらなる安定性を求めている人にも選択肢となりうるバレーボールシューズといえるでしょう。
白・グレー・黒の3色でかなりゴツさを感じるデザインとなっています。前足部にはストライプ模様が入っているパーツがあったり、かかと部や内側には補強された素材を採用していたりと、安定性にフォーカスしたデザインであることが見てわかります。
反発性向上を狙ってミッドソール全面に「FLYTEFOAM PROPEL」というクッション材、安定性向上のため靴裏に「TWISTRUSS」という樹脂パーツが搭載されているみたいです。
重さは実測324g(左片足26.0cm・靴紐あり)と、バレーボールシューズの中では比較的重めとなっています。
余談ではありますが、予備用?の白色の靴紐が同梱されていました。仕様なのか、メーカー様もしくは販売店様の配慮なのかは不明です。
実際に履いてみた
実際に履いてみた感想としては、デザイン通りのゴツさを強く感じました。分厚い装甲に包まれているような好みが分かれる硬めの履き心地です。フィット性については一般的な感じです。
安定性については良い印象を持ちました。シューズ全体が硬めの設計ですし、中足部裏側に搭載された樹脂パーツのおかげもあってか足がブレにくい印象です。グリップ性についても高めに設計されているので、安定したプレーを発揮できそうだと感じました。
クッション性については極めて高く、ハードジャンプの着地時でも衝撃を吸収してしっかりと足を守ってくれるような印象をもちました。何も心配することなく安心してスパイク・ブロックに専念できそうです。ですが一方で、踏み込んだ時やジャンプ着地時に足がグニョンとクッションに少し沈みこんでしまうような感覚があり、反発性が少し低いのかなといった印象です。重さも影響しているのかもしれませんがクッション性と反発性のバランスの悪さを感じてしまいました。
アッパー部がゴツめに設計されている影響で通気性はやや悪い印象です。アウトソールに2か所通気孔がありますが通気性向上につながるような効果は感じられませんでした。それに加えてアッパー部のゴツさによって屈曲性が少し損なわれてしまっており、やや動きづらいバレーボールシューズとなっています。
『NETBURNER BALLISTIC FF 2』は安定性とクッション性に優れているものの、クッション性と反発性のバランスが少し悪く、屈曲性の低さと重さが相まってやや動きづらい。個人的にはバレーボールシューズとしては扱いづらさが先行してしまっているような印象を持ちました。好みが非常に分かれるバレーボールシューズだと思います。
以上の点から総合評価は星2(★★☆☆☆)とさせていただきます。
ポジション的にはスーパーエース・オポジットやミドルブロッカーなどのポジション向きなバレーボールシューズだと思います。『ROTE JAPAN LYTE FF 2』や「セッター・リベロ専用モデル」としてミズノさんが展開する『ロイヤルフェニックス 3』と対極の性能を持つバレーボールシューズですね。
まとめ:ややバランスが悪く動きづらいバレーボールシューズ
『NETBURNER BALLISTIC FF 2』の総評としては、
クッション性と反発性のバランスがやや悪く動きづらさを感じるバレーボールシューズです。
- 履き心地
-
■■■□□(3/5:普通)
- フィット性
-
■■■□□(3/5:普通)
- 通気性
-
■■□□□(2/5:やや蒸れる)
- グリップ性
-
■■■■□(4/5:やや滑りにくい)
- クッション性
-
■■■■■(5/5:とてもクッション性がある)
- 反発性
-
■■□□□(2/5:あまり反発しない)
- 安定性
-
■■■■□(4/5:ややブレにくい)
- 屈曲性
-
■■□□□(2/5:やや曲げづらい)
- 軽さ
-
■■□□□(2/5:やや重い)
- 価格
※メーカーカタログ値 -
■■□□□(2/5:やや高い)
総合評価:★★☆☆☆(2/5点)