GEL-TACTIC 12|実際に履いて本気で評価してみた。

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GEL-TACTIC 12_画像
ナカ
この記事を書いた人(当Webサイト運営者)
バレーボール歴十数年。これまで実際に練習・試合で履いてきたバレーボールシューズの数は約10足。バレーボールシューズを中心にレビュー、ランキング記事やコラム記事を執筆しています。

今回は、バレーボールシューズの

アシックス『GEL-TACTIC 12(ゲルタクティク 12)』

を実際に履いたうえで、紹介・レビューしていきます。

目次

アシックス『GEL-TACTIC 12』

アシックス『GEL-TACTIC 12』は『GEL-TACTIC』の後継モデルとして、

  • GEL-TACTIC 12(通常モデル、品番:1073A058、足幅:2E相当【STANDARD】)
  • GEL-TACTIC 12 WIDE(幅広モデル、品番:1073A059、足幅:3E相当【WIDE】)

の2モデルが展開されています。

また、通常モデルの『GEL-TACTIC 12』(品番:1073A058)のカラー・サイズは、

  • 001:Black/White、22.5cm~30.0cm
  • 101:White/Gunmetal、22.5cm~30.0cm
  • 102:White/Lime Burst、22.5cm~30.0cm
  • 401:Vintage Indigo/White、22.5cm〜30.0cm

の4通りが展開されています。

今回実際に履いてレビューしていくのは、『GEL-TACTIC 12』(品番:1073A058)の「101:White/Gunmetal」26.0cmです。

シューズのデザインは前作を概ね踏襲しています。アッパーデザインが若干変わっていますが、ミッドソールやアウトソール、樹脂パーツなどの外見上のデザインは前作と同じです。

採用・搭載している主な機能等は、アッパーメッシュ部の仕様変更とシューレースホルダーの形状変更以外は前作と同じように見えます。中足外側・中足裏の樹脂パーツ、クッション材「GEL」(かかと表記)、アウトソール「NON MARKING」、主にこれらの機能等が採用・搭載されています。

なお、多くのバレーボールシューズでは1か所を通すシューレースホルダーが採用されていますが、『GEL-TACTIC 12』では2+1か所程度を通す大きなシューレースホルダーが採用されています。

GEL-TACTIC 12_重さ画像

重さは実測306g(左片足26.0cm・靴紐あり)やや重いバレーボールシューズに分類しています。なお、同条件で317gだった前作と比べるとやや軽くなったかなといったところです。

実際に履いてみた

GEL-TACTIC 12_着用画像
実際に履いてみて感じたざっくりとした印象
  • クッションにやや硬さのある少し重めのバレーボールシューズ

実際に履いてみた印象としては、クッションにやや硬さを感じる少し重めのバレーボールシューズだなといった印象を持ちました。

履き心地に関しては一般的な足入れ感で、フィット性も標準的通気性も標準的なレベルとなっています。

グリップ性に関しては非常に優れています。コートをしっかりととらえて動くことができそうです。

クッション性に関しては評価に悩みましたが、あまり良くないとしています。初めて履いた瞬間は足裏のクッションに厚み(ボリューム)を感じたので、クッション性の高さを勝手にですがそれなりに期待していました。しかし実際にジャンプしたり動いたりしてみると、クッションの硬さがやや目立ち、勝手に期待していたほどクッション性は良くないと感じました。5段階評価に当てはめる際に「あまり良くない」もしくは「普通」の評価で迷いましたが、他のバレーボールシューズとじっくり履き比べをした結果、「普通」にギリギリ届かない「あまり良くない」クッション性といった評価としています。

また、クッションの性質とシューズの重さが影響してか、反発性に関してもあまり良くないです。硬めのクッションなので足は沈みこまないですが、ジャンプ着地時やグッと踏み込んだときの反発をクッションがうまく活かせていないような感覚があります。

安定性に関しては標準的なレベルです。外側方向への安定性はやや高く感じましたが、内側方向への安定性はわずかですが低く、トータルすれば標準的な安定性といったところです。

屈曲性に関してはやや良いです。比較的ストレス少なく踏み込んだりすることができるでしょう。


『GEL-TACTIC 12』を全体通してみれば、グリップ性は非常に優れていますが、クッションがやや硬く、クッション性と反発性がやや抑えられているのがどうしても目立ってしまう印象があります。また、やや重さがあるといった点も踏まえると個人的には、クッション性や反発性がもう少しだけでも高ければよかったなあ…といったところです。

前作『GEL-TACTIC』と性能面で比較すると今作『GEL-TACTIC 12』は、履いた際のゴツさやふんわり感が減った代わりにクッションの硬さがやや目立っています。前作のゆったり目の前足部が比較的標準になっておりフィット性はやや向上。また、グリップ性と屈曲性もやや向上している印象があります。反対に、クッション性と反発性はやや抑えられたような印象があります。

以上の点から、総合評価は星3(★★★☆☆)とさせていただきます。

まとめ:クッションにやや硬さのある少し重めのバレーボールシューズ

『GEL-TACTIC 12』の総評としては、

クッションにやや硬さのある少し重めのバレーボールシューズ

といった評価です。


履き心地

■■■□□(3/5:普通)

フィット性

■■■□□(3/5:普通)

通気性

■■■□□(3/5:普通)

グリップ性

■■■■■(5/5:とても滑りにくい)

クッション性

■■□□□(2/5:あまりクッション性がない)

反発性

■■□□□(2/5:あまり反発しない)

安定性

■■■□□(3/5:普通)

屈曲性

■■■■□(4/5:やや曲げやすい)

重さ

■■□□□(2/5:やや重い)

価格
※メーカーカタログ値
※当サイト価格基準B

■■■□□(3/5:普通)

総合評価:★★★☆☆(3/5点)

GEL-TACTIC 12_画像

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