バレーボールの大会でいろいろと試合を観戦していると、選手全員がモデルも色も全く同じバレーボールシューズを履いているチームをしばしば見かけます。
そのことからバレーボールの指導者・チーム運営者の方々の中には、「チームとしてどのモデルのバレーボールシューズを履くのか統一したほうがよいのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際に全員が同じバレーボールシューズを履いて結果を出しているチームもたくさんありますので、このことは些末なことなのかもしれませんが私自身としては、メリットとデメリットの両面があり、デメリットの面を強く感じてしまってストレスを感じる選手が出てくる可能性があるのではないかと考えています。実際に私自身も、チームで統一したバレーボールシューズを履いて強いストレスを感じていた時期があります。
そこで当記事にて、チーム全員が全く同じバレーボールシューズを履くメリット・デメリットについて考察していきます。
(前提)
当記事はチーム全員が全く同じバレーボールシューズを履いているチームを肯定・否定するものではありませんし、このことを推奨・抑止するものでもありません。あくまで、メリット・デメリットについて考察し列挙していく記事です。
チーム全員が全く同じバレーボールシューズを履くメリット
メリット1:チーム内の仲間意識を高められるかもしれない
チームでバレーボールシューズを統一することによって、シューズをユニフォームと同等の立ち位置にすることができます。
そして、「ユニフォーム化」されたバレーボールシューズを通してさらに仲間意識を高められる可能性があります。
メリット2:ユニフォームとのコーディネートがしやすい
バレーボールシューズを「ユニフォーム化」することによって、チームユニフォームとのカラーコーディネートもしやすくなるでしょう。
メリット3:チーム管理がしやすい
スポンサーや大会、試合によってはバレーボールシューズ含む各種ウェア等に決まりや制限がある場合があります。そういった場合においてチーム全員が全く同じバレーボールシューズを使用することで、バレーボールシューズに関する管理がしやすくなります。
メリット4:選手がバレーボールシューズについて考える時間が減る
チームとして使用するバレーボールシューズを指定すると、選手がバレーボールシューズのことについて考える時間が減って可処分時間が増えます。
バレーボールシューズにはさまざまなモデルが各メーカーから展開されており、価格・性能・デザイン・カラーなどに違いがあります。そのため、「このバレーボールシューズはどうなんだろう?」「これとこれの違いはどうなんだろう?」「どれが自分に合っているのだろう?」「セールはいつなんだろう?その時に買いたいなあ」などといった感じで、バレーボールシューズのことを深く考えるようになるとそれだけ時間が費やされていきます。ですが、バレーボールシューズのことを考えているだけでは、自分に合ったバレーボールシューズを見つけ出すことができても、基礎となる「バレーボール力」の向上にはなかなかつながりません。
このことから、チームとしてバレーボールシューズを統一することで「バレーボール力」の向上に直結しづらい時間を削減することができ、バレーボールの練習時間や考察時間、自由時間、休暇時間を増やすことができるでしょう。
チーム全員が全く同じバレーボールシューズを履くデメリット
デメリット1:最大限のパフォーマンスを発揮できない選手がでてくるかもしれない
バレーボールシューズは展開されている各モデルごとに性能・特性が異なるため、各選手の好みが表れます。加えて、ポジションによっても一般的に合う・合わないとされている性能・特性が存在します。
このことから、チーム全員が全く同じバレーボールシューズを履いてしまうと一部の選手はシューズに違和感やストレスなどを感じてしまい、最大限のパフォーマンスを発揮できなくなってしまう可能性がでてくると考えられます。
デメリット2:金銭的負担を感じる選手がでてくるかもしれない
バレーボールシューズは各モデルごとに価格帯を分けて展開されています。
そのため、もし高い価格帯で展開されているバレーボールシューズをチームでそろえるとなった場合、安価なバレーボールシューズを購入しようと考えていた選手によっては金銭的負担となってしまうでしょう。
まとめ
チーム全員が全く同じバレーボールシューズを履くメリット・デメリットについて考察してきましたが、まとめると以下の通りとなります。